太陽光の設置業者が倒産・廃業したら?パワコン故障の相談先を解説

太陽光を設置した業者が倒産・廃業し、パワコン故障の相談先が分からない方へ。メーカー窓口、保証書の確認、資料がない場合の準備と交換費用を解説します。分かる範囲の型番や写真を用意して、無料見積もりでご相談ください。

目次

  1. 設置業者と連絡がつかないときの初動
  2. パワコンの故障はどこへ相談するか
  3. 保証が残っているかは保証書ごとに確認する
  4. 資料がない設備を相談するときの準備
  5. 新しい依頼先で費用を確認する
  6. よくある質問
  7. 参考文献

太陽光を設置した会社に電話してもつながらず、そのままパワコンが止まってしまった。相談先が分からないと、設備を使い続けられるのか、保証はどうなるのかも不安になります。

設置業者が営業していなくても、機器のメーカーや、既存設備を確認できる交換専門店へ相談する方法があります。ただし、元の業者の保証が新しい依頼先に自動で引き継がれるわけではありません。故障の確認、保証の確認、交換の見積もりを分けて進めることが大切です。

本記事では弊社パワードクターのスタッフが、連絡先を探す順番と、資料が少ない場合の相談方法をご案内します。分からない情報を無理に埋める必要はありません。今ある書類と、安全に確認できる機器の情報から始めましょう。

設置業者と連絡がつかないときの初動

連絡不能と廃業確定を分けておく

電話が一度つながらないことだけで、会社が倒産したとは限りません。手元の契約書にある会社名と、公式サイトの連絡先や営業案内を確認してください。担当者個人の携帯電話だけを頼りにしていた場合は、会社の窓口も探します。

廃業や事業承継の案内が見つかった場合は、掲載元と連絡先を保存しておくと、その後の相談に役立ちます。連絡が取れた日、返答内容、まだ分かっていない点をメモにまとめましょう。連絡先探しに時間がかかるなら、故障の症状があるなら、並行して機器のメーカーへ相談する方が進めやすい場合があります。

故障の状況を記録し、安全を優先する

表示されているエラー、本体とモニターの状態、いつから止まったかを記録します。停電や雨の後だったか、同じ表示を繰り返しているかなども、相談先へ伝える情報です。表示がないことだけで、本体故障と決めつけないようにしてください。

煙、焦げ臭さ、浸水、破損があるときは、近づいて撮影したり、繰り返し電源を入れ直したりしないでください。安全に可能な範囲で取扱説明書の異常時の案内に従い、危険な場所から離れて相談します。太陽光発電協会も、災害で損傷した住宅用設備に触れたり、そのまま通電したりしないよう案内しています。

契約相手と機器メーカーを確認する

太陽光を販売した会社と、パネルやパワコンを製造した会社は別の場合があります。契約書に書かれた会社名だけでなく、機器の銘板や保証書にあるメーカー名を探してください。パネルとパワコンのメーカーが異なる設備なら、それぞれの情報を分けます。

「どこの会社に何を聞いたか」を混ぜないことが大切です。元の施工に関する話なのか、機器の修理受付なのか、新しい交換工事なのかを整理しておくと、相談先が変わっても説明を繰り返しやすくなります。

パワコンの故障はどこへ相談するか

機器の修理はメーカーの公式窓口を確認する

修理できるか知りたい場合は、パワコンのメーカーが案内するサポートページを確認します。問い合わせ方法は各社で違い、使っている機器の型番や症状によって案内も変わります。公式サイトに窓口があることは、その型番の修理や部品供給を保証するものではありません。

例えばシャープの形名確認ページには、Webで修理を申し込むときに必要な製品情報が案内されています。三菱電機にも太陽光発電のアフターサービス案内があります。お使いのメーカーの最新案内から、受付先と必要情報を確認してください。

交換費用は既存設備を調べられる施工店へ

修理できない、修理見積もりと交換を比べたいという場合は、パワコンの交換を相談できる施工店へ連絡します。設置した会社が分からないこと、元の資料が揃っていないことを最初に伝えてください。新しい依頼先が、どこまで調査できるかを確認します。

弊社では、既存パネルとの適合を確認したうえで、機種選定から交換工事までご案内しています。メーカー名と本体の型番が分かる写真があれば、相談の出発点になります。ただし、写真だけで分からない配線や設備の状態は、現地確認が必要です。概算と確定見積もりを区別して進めましょう。

撤去を考えるときは相談の目的を伝える

「連絡先がないから太陽光を撤去する」と急いで決める前に、修理や交換で使い続けられるかも確認できます。太陽光発電協会は、廃棄を検討する前にパワコン等の修理・交換を相談するよう勧めています。

同協会の住宅用設備の廃棄に関する案内には、撤去・廃棄の相談で設置時の販売店や施工店と連絡がつかない場合、太陽光パネルメーカーの窓口に相談する案内もあります。これは撤去先を探す文脈の案内です。修理を希望するのか、撤去を検討しているのかを明確にして問い合わせてください。

保証が残っているかは保証書ごとに確認する

工事保証とメーカー保証の発行元を見る

「太陽光の保証」と一括りにせず、保証書に書かれた発行元、対象機器、期間、窓口を確認します。機器メーカーの保証と、設置店が案内した工事保証は同じものではありません。元の設置店へ連絡できないから、すべての保証が使えないと決めることも、そのまますべて使えると考えることも避けましょう。

保証の適用は、書類と現在の症状、契約条件を窓口へ伝えて確認します。保証期間らしき数字だけを覚えている場合は、対象がパネルなのかパワコンなのかも調べてください。機器ごとに別の書類が出ていることもあるため、購入時の資料をまとめて探すと整理しやすくなります。

保証が不明なまま無償対応を前提にしない

新しい交換店へ相談することと、元の会社の保証を引き継いでもらうことは別です。元の保証がどう扱われるかは、発行元や案内された窓口に確認してください。機器を交換する前に、保証確認で必要な写真や故障情報があるかも聞いておきましょう。

見積もり段階では、無償対応になる見込みの部分と、有償になる部分を分けて確認します。保証の判断がまだ出ていない場合、その費用をゼロと見込んで予算を組まないことが大切です。窓口からの回答は、あとで見直せる形で保管しておくと安心です。

新しい工事の保証は契約前に確認する

新たに交換を依頼する場合は、その工事で何が保証されるかを確認します。交換したパワコンのメーカー保証、施工に関する保証、残すパネルや配線の扱いを分けて説明してもらってください。

弊社では交換工事に関する不具合に10年間の無料工事保証をご案内しています。元の施工店の保証を引き継ぐという意味ではなく、弊社が行う交換工事についての保証です。適用条件と相談先を確認し、交換後の書類を既存設備の資料と一緒に保管しましょう。

資料がない設備を相談するときの準備

本体とモニターの型番を別に撮る

パワコンの型番と、室内モニターの型番は別です。片方だけでは機器全体が分からないことがあるため、安全に読める銘板や表示部分をそれぞれ撮影します。機器全体と設置場所が分かる写真もあると、屋内か屋外か、周囲にどれくらい空間があるかを伝えられます。

シャープの公式案内でも、修理申し込みに際して、保有する製品の形名を分かる範囲ですべて伝えるよう示されています。全メーカー共通の申込方法ではありませんが、複数の機器の情報を揃える意味が分かる例です。確認できないラベルは、不明のまま相談してください。

設置時の書類以外にも情報を探す

設置時の見積書や保証書がない場合は、住宅を購入したときの引き渡し資料、過去の点検記録などに機器情報が残っていないか探します。前の所有者から引き継いだ設備なら、分かる範囲で設置時期を伝えてください。

資料が足りなくても、屋根上のパネルを自分で調べたり、配線のカバーを外したりする必要はありません。現地調査で補う情報と、メーカーなどへ問い合わせる情報を、相談先と一緒に整理します。「資料がないので機種を特定するところから相談したい」と伝えると、必要な対応を確認しやすくなります。

交換事例の写真は準備する情報の参考にする

弊社の筑紫野市の施工例には、シャープ製からパナソニック製へ交換した前後の写真があります。相談用の写真では、このような本体全体の様子に加えて、型番と周囲の状況を伝えると役立ちます。

ただし、この事例は元の設置業者が廃業していたことを示すものではありません。また、見た目が同じでも、ご自宅のパネルや配線の構成が同じとは限りません。施工写真は交換のイメージをつかむ参考にし、機器の適合は別途確認してください。

新しい依頼先で費用を確認する

修理の調査費と交換費用を分けて聞く

メーカーへ修理を依頼する場合と、交換店へ見積もりを依頼する場合では、費用の発生する範囲が異なることがあります。訪問点検を頼む前に、調査費、出張費、修理しなかった場合の負担を確認してください。元の業者と連絡できないことだけを理由に、必要な費用を推測する必要はありません。

交換費用の参考として、弊社サイトには次の掲載例があります。ご自宅に使用できる機種や工事範囲は、既存設備の確認後に決まります。

VBPC255GM2の工事込み掲載例税込金額
パワコン本体349,400円〜
交換工事84,800円〜
合計434,200円〜

この金額は特定機種の掲載例であり、元の設置店が廃業している設備の一律料金ではありません。既存の回路やモニターなどの条件で変わるため、交換工事ページを参考に、必要な作業を含む総額をご確認ください。

不明な情報を調べる範囲も合意する

新しい依頼先へは、どの情報が不足しているかを伝え、その確認をどこまで行うか相談します。費用を比較する場合も、片方は現地調査込み、もう片方は調査前の概算なら、その違いを把握する必要があります。

費用の確認項目契約前に聞きたい内容
点検・調査有料か無料か、依頼しない場合の負担
機種の選定パネルや配線の適合を誰が確認するか
交換・撤去本体、工事、処分の範囲と総額
周辺機器モニターなどを残すか、更新費を含むか
保証対応元の保証とは別の、新しい工事の対象範囲

弊社の見積もりは無料です。設置業者と連絡がつかない方も、無料見積もりへ現在の型番と症状をお知らせください。電話は0120-650-065、24時間年中無休で受付しています。訪問や工事の時刻を保証する案内ではなく、日程は調査と機種の手配に合わせて調整します。

関連情報:交換業者の比較ポイントを確認する

よくある質問

Q. 設置業者が廃業したら太陽光は使えませんか?

A. 設置業者の営業状況だけで、設備が使えなくなるとは限りません。故障している場合は、機器のメーカーで修理の対応状況を確認し、必要に応じて交換を相談できる施工店を探します。パネルを含めて撤去するかどうかは、設備の状態や交換の可否を確認してから判断しましょう。

Q. 保証期間中なら別の交換店でも無料ですか?

A. 別の会社へ依頼した工事が自動的に無料になるわけではありません。保証書の発行元、対象機器、適用条件、受付窓口を確認する必要があります。新しい工事を発注する前に、元の保証の確認と、新しい依頼先で発生する費用を分けて相談し、書面の説明を受けてください。

Q. 本体のメーカーが分からなくても相談できますか?

A. 弊社にはメーカー不明とお伝えいただいたうえでご相談ください。本体全体や安全に読めるラベルの写真、手元の取扱説明書などから情報を確認します。外観だけでは確定できない場合もあるため、必要に応じて現地調査を行います。内部を開けたり配線を触ったりする必要はありません。

Q. JPEAへ連絡すれば修理業者を紹介してもらえますか?

A. 本記事で紹介したJPEAのページは、撤去・廃棄の前に考えることと、その相談先を案内するものです。必ず修理業者を紹介してもらえるという内容ではありません。修理を希望する場合は、お使いの機器メーカーの公式案内から、型番に対応する受付先を確認してください。

Q. 設置業者の資料がなくても交換費用は確定できますか?

A. 写真などから概算を相談できる場合がありますが、設備の情報が不足したままでは機種や工事費を確定できないことがあります。何を確認すれば確定するのか、現地調査の内容と費用を先に相談しましょう。書類が揃うまで何も進められないと考えず、不明な点を明示して連絡してください。

参考文献

パワコン交換専門店パワードクター

この記事の内容は作成日時点の情報です。費用・制度は変更される場合がありますので、最新の情報は各公式サイトでご確認ください。