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「パワコンが故障したらいくらかかりますか?」
「パワコン 故障 費用」と検索しているあなたも、知りたいのは修理相場だけではないはずです。本当に故障なのか、交換まで必要なのか、業者の見積もりを信用してよいのか。ここが一番不安だと思います。
取扱説明書に沿った操作で復旧すれば、費用がかからない場合があります。経済産業省の令和8年度資料では、住宅用太陽光発電システムの定期点検費用は平均約3.8万円、パワコン交換費用は平均約38.4万円です。弊社の掲載価格では、本体と標準交換工事を合わせて31万1,800円〜となります。
一方、故障診断や部品修理には全国一律の公式相場がありません。メーカー、型番、故障箇所、設置地域で金額が変わります。
弊社では、設置から10年を過ぎたという理由だけで交換を決めません。故障箇所、保証期間、部品供給、修理後に使える見込み、本体交換の総額を並べて判断します。修理で十分なら、その方が負担は少ないからです。交換した方が二重払いを防げるなら、理由までご説明いたします。
ただし、煙、火花、焦げ臭いにおい、強い異音、浸水がある場合は機器を開けたり、配線を外したりせず、販売店、メーカー、電気工事の知識がある専門業者へ連絡してください。
「点検だけでお金がかかるのですか?」
かかる場合があります。修理を頼まなくても、技術者が訪問して原因を調べれば、出張料や診断料が発生するメーカー・業者があるからです。
パワコン故障時に発生する費用は、主に点検費、部品修理費、本体交換費の3種類です。最初から交換ありきではありません。エラー履歴、配線、電圧、絶縁状態などを確認し、修理できるのか、修理する意味が残っているのかを切り分けます。
先日あったケースでは、お客様が別の業者から「古いので交換です」と電話だけで言われていました。設置年を聞くと8年。エラーコードと型番の写真を確認した段階では、本体交換しかないとは断定できませんでした。保証書も残っていたため、まず保証条件とメーカー対応を確認してもらいました。
メーカー修理の料金は、技術料、部品代、出張料などで構成されます。初回訪問で原因を調べ、後日部品を持って再訪問することもあるため、金額だけでなく、何回来るのか、復旧まで何日かかるのかも聞いてください。
家庭用パワコン1台でも、型番、設置場所、地域、配線状態で対応は変わります。正式な金額は、診断後の見積もりで確認します。
修理できるかどうかは、壊れた場所よりも「部品が残っているか」で決まることがあります。
冷却ファンだけの故障でも、メーカーの補修部品が終了していれば交換できません。反対に、年数が経っていても部品があり、故障箇所が限定されていれば、本体を丸ごと替えずに済む場合があります。
| 対応内容 | 費用の目安(税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| 説明書に沿った再起動・設定確認 | 0円 | 一時的な保護停止や設定を確認 |
| 出張点検・故障診断 | メーカー・業者により異なる | エラー履歴、電圧、配線、絶縁などを確認 |
| 冷却ファンなどの交換 | メーカー・型番により異なる | 部品代、技術料、出張料などで構成 |
| 制御基板などの修理 | メーカー・型番により異なる | 基板や電力変換に関わる部品を交換 |
| モニター・通信機器の交換 | メーカー・型番により異なる | 表示器、通信ユニット、設定作業など |
この表には、あえて部品別の金額を入れていません。全国一律の公式料金が存在しないからです。インターネット上に書かれた修理相場だけで予算を決めると、実際のメーカー見積もりとの違いに驚くことになります。
設置後5年で冷却ファンだけが故障し、保証も部品も残っている。これなら修理を優先しやすい。一方、設置後13年で基板修理が15万円、ほかの部品にも劣化が見つかった場合はどうでしょう。修理後の再故障まで考えると、本体交換の見積もりも取っておくべきです。
あなたのパワコンは、設置して何年ですか?保証書が見当たらなくても、当時の見積書や施工写真から設置時期を確認できることがあります。
31万1,800円〜。
これは全国平均ではなく、弊社が掲載している本体と標準交換工事を合わせた価格です。全国的な目安としては、経済産業省の令和8年度資料にある平均約38.4万円を基準にしてください。
弊社が2026年8月時点で掲載している交換工事費は8万4,800円です。標準工事で交換できる場合の総額は、機種ごとにこうなります。
| 機種例 | 本体掲載価格(税込) | 交換工事費(税込) | 標準総額の例 |
|---|---|---|---|
| オムロン KPK-A40・4.0kW | 22万7,000円 | 8万4,800円 | 31万1,800円 |
| シャープ JH-40NF2・4.0kW | 22万7,000円 | 8万4,800円 | 31万1,800円 |
| パナソニック VBPC244GM2・4.4kW | 29万200円 | 8万4,800円 | 37万5,000円 |
| パナソニック VBPC255GM2・5.5kW | 34万9,400円 | 8万4,800円 | 43万4,200円 |
2026年7月に福岡県みやま市で担当したケースでは、既設のシャープ JH-LOC3からパナソニック VBPC244GM2へ交換しました。お問い合わせ時に型番と設置状況の写真を送ってもらえたため、必要な部材を事前にそろえ、工事は約2時間で完了しています。
現場へ行ってから機種が合わないと判明すれば、その日は復旧できません。お客様の時間も、施工側の時間も失います。
広告で本体価格だけが大きく表示されていることもありますが、支払総額は別です。本体、交換工事、既設撤去、処分、試運転、保証、追加工事を一枚の見積書で確認してください。
容量も同じです。既設が5.5kWだから、新しい機種も5.5kWなら何でも付くわけではありません。太陽光パネル側の電圧や電流、回路数、接続箱、通信機器まで合わなければ使えません。
工事当日に金額が増えてしまう。
これはお客様が最も嫌う展開です。業者側の本音を言うと、壁の内部や機器を外した裏側など、現場でなければ判断できない箇所はあります。それでも、追加費用が出やすい条件は契約前に説明できます。
配線が劣化している、長さが足りない、専用ブレーカーや接続箱も交換する、モニターや通信機器が新しい本体に対応しない、壁面の補修が必要、高所作業になる。こうした現場では標準工事だけで収まりません。
パワコンが2台設置されている住宅も迷うところです。故障した1台だけ交換するのか、もう1台の年数も考えて同時交換するのか。正解は一つではない。残った1台がまだ新しく、部品供給もあるなら一部交換でよい場合があります。反対に、2台とも同じ年式なら、近い時期にもう1台が止まる可能性まで説明します。
海に近い地域では耐塩害・重塩害仕様、積雪地域では本体の設置位置や作業時期を確認します。離島や山間部なら交通費や部材輸送費が加わる場合もあります。
見積書に「別途」とだけ書かれていませんか?その場合は、何が起きたら追加になるのか、金額はいくらかを契約前に確認が必要です。
先日、福岡県柳川市のお客様から「モニターが0なので、パネルが全部壊れたと思う」と連絡がありました。確認すると、交換したのは太陽光パネルではなく、パワコンの故障が原因でした。既設のシャープ JH-S6A2からニチコン ES-E1へのパワコン交換です。工事は約2時間でした。
パワコンは、太陽光パネルでつくられた直流電気を、家庭で使える交流電気へ変換しています。ここが止まると、パネルに日が当たっていても、家庭で使ったり売電したりできません。
ただし、発電モニターが0だから本体故障、とは限りません。夜間なら0が正常です。曇天や積雪でも発電量は下がります。通信や表示器だけが故障し、パワコン本体は運転している場合もあります。
逆のケースもあります。軽い通信エラーに見えても、配線や絶縁の異常が隠れていることがあります。画面表示だけで結論を出さず、エラーが発生した時刻、その日の天候、ブレーカー、本体ランプまで確認してください。
「どこまで自分で触ってよいですか?」
型番や表示の確認までです。分解はやめてください。
電話やLINEで相談するときは、パワコン本体のメーカー名と型番、モニターや本体に出ているエラーコード、太陽光発電を設置した年を伝えてください。保証書、取扱説明書、当時の見積書が残っていれば、手元に置いておいてくださると助かります。
写真は、パワコン全体、型番ラベル、エラー画面、発電モニター、分電盤の5種類があると判断が早いです。ただし、型番ラベルを見るために脚立へ乗ったり、狭い場所へ無理に入ったりする必要はありません。安全に撮れる全景だけでも送ってください。
取扱説明書に、そのエラーに対応した停止・再起動方法が書かれている場合は、記載された操作だけを行います。復旧しても再発するなら、何度も再起動しない。カバーを開ける、端子を締める、配線を外す、水をかけて掃除する。すべて止めておいてください。
煙が出た。
焦げ臭い。
水が入った。
この3つは、通常のエラー相談とは扱いを変えます。機器から離れ、触らず、販売店、メーカー、専門業者へ連絡してください。火災が発生している場合は消防へ連絡します。
NITEが集計した2015〜2024年度の10年間では、住宅用太陽電池発電設備の事故260件のうち、パワーコンディショナに関する事故は170件で約7割でした。施工不良を除くと、温度、湿度、水分、ほこりなどの影響による基板のトラッキング現象から発煙した事例が多いと説明されています。
正直なところ、焦げ臭いという相談を受けたときに、電話だけで「再起動して様子を見てください」とは言えません。ブレーカー操作も、取扱説明書や専門業者の指示がないまま行うべきでありません。
交流側のブレーカーを切っても、太陽光パネルに光が当たれば直流側で発電する可能性があります。停止中だから安全とは限りません。破損や浸水がある設備には近づかず、そのままの状態を写真で撮れる場合だけ撮影してください。
参考文献:https://www.nite.go.jp/data/000158888.pdf?utm_source=chatgpt.com
10〜15年。
JPEAが示しているパワーコンディショナの耐用年数の目安です。ただし、10年を過ぎた瞬間に交換しなければならない、という意味ではありません。
設置年数が浅く、故障箇所が限定され、部品供給があり、修理後も長く使える見込みがあるなら修理を優先します。メーカー保証の期間内であれば、別業者へ分解を依頼する前に保証書と施工店を確認してください。保証条件に合えば、無償修理になる可能性があります。
個人が特定されないよう複数の相談を組み合わせた典型例ですが、設置から数年で表示部だけに不具合が出たお客様が、最初から本体交換を覚悟していたことがありました。診断前に交換を決める必要はありません。表示器や通信機器だけの問題なら、発電自体は続いている場合もあるからです。
落雷や水害が原因なら、メーカー保証ではなく火災保険や自然災害補償を確認することもあります。保証を使える可能性があるのに、有償工事を急いではいけません。
参考文献:https://www.jpea.gr.jp/faq/26452/?utm_source=chatgpt.com
正直なところ、古い機器に高額な修理費をかける相談は悩みます。
部品がない。メーカー修理を受けられない。同じエラーを繰り返している。複数の部品に劣化がある。修理費が10万円を大きく超える。このような場合は、本体交換の見積もりも取ります。
設置から13年経過したパワコンを15万円で修理し、2年後に別の部品が故障したらどうなるか。最初の15万円に加えて、結局は本体交換費用も必要になります。修理したこと自体が間違いとは限りませんが、修理後に何年使えそうかを聞かずに決めると二重払いになりやすいです。
一方、設置から10年を超えていても、軽微な部品交換で復旧し、ほかに異常がなければ修理を選べます。年数だけで交換を決める業者にも、何でも修理できると言う業者にも注意してください。
まずは診断結果を見てからです。
10年未満の設置年数ですぐにパワコンの交換を勧めてくる業者には注意してください。
私たちが現場で整理するときは、設置年数と修理内容を同時に見ます。
| 設置年数・状況 | 修理を選びやすい条件 | 交換を比較したい条件 |
|---|---|---|
| 5年未満 | 保証対象、軽微な部品故障 | 浸水・焼損、修理不能 |
| 5〜9年 | 部品供給あり、修理額が低い | 高額基板修理、複数箇所の異常 |
| 10〜15年 | 軽微な修理で長く使える見込み | 10万円超の修理、再発、部品供給不安 |
| 15年以上 | 部品があり修理額がごく小さい | 原則として本体交換を有力候補にする |
これは法律やメーカーが定めた強制基準ではなく、弊社が修理と交換を比較するときの考え方です。実際には、交換費との差額、新しい本体の保証、今後何年太陽光設備を使うのかまでお伺いします。
数年以内に屋根を葺き替える予定があるなら、工事時期を合わせた方が動きやすいです。蓄電池を導入する計画が具体的なら、ハイブリッド型を含めて機器構成を考える場合もあります。ただし、予定が固まっていない段階で高額な蓄電池まで一緒に契約する必要はありません。
あなたは今後も、その家で太陽光発電を何年使う予定ですか?ここが決まると、修理と交換の選び方も変わります。
安い見積もりが届いた。
ところが、商品は数か月待ち。これでは復旧までの間、自家消費や売電の機会を失います。
停止による損失は、停止前の平均発電量、自家消費分の電気料金単価、売電量、売電単価を使って概算できます。季節と天候で数字が大きく変わるため、前月よりも前年同月の発電データを使ってください。
ただし、早ければ何でもよいわけではない。適合確認を省いて工事を急げば、既設パネルと合わない機種を選ぶ危険があります。弊社では、候補機種の在庫、工事可能日、追加工事、保証を一緒に確認し、安いが納期の長い案と、少し高いが早く復旧できる案があるなら、両方を説明します。
工事費だけを見るか。停止中の損失まで見るか。あなたならどちらで比べますか?
「本体22万円」と大きく書かれた広告を見て依頼したら、工事費や処分費が追加され、最終的には別の会社より高くなった。業界では珍しくない話です。
見積書では、本体、標準工事、既設撤去、処分、配線接続、試運転、出張、消費税を確認してください。保証申請や電力会社への確認が必要な場合は、誰が行い、その料金が含まれているかも聞きます。
「配線延長は別途」と書いてあるなら、何メートルまでが標準なのか。専用ブレーカーや接続箱の交換はいくらか。高所作業はどの条件から追加になるのか。当日の口頭説明だけで進めず、見積書やメッセージに残してください。
業者側の本音を言うと、追加条件を細かく書くには手間がかかります。それでも、書かなければ工事当日のトラブルになる。弊社では、現場でしか判断できない項目があっても、発生条件を先に伝えるようにしています。
容量が同じなら交換できる。
これは危ない判断です。パワコン交換では、屋根の太陽光パネルを残し、変換装置だけを新しくすることが多いため、既設パネルと新しいパワコンの組み合わせを確認しなければなりません。
見るのは定格容量だけではなく、入力可能な電圧と電流、入力回路数、回路ごとのパネル枚数、接続箱、屋内・屋外、塩害条件、モニターや通信方式です。専門用語が並びますが、お客様が自分で計算する必要はありません。業者に「既設パネルとの適合をどの資料で確認しましたか」と聞けば大丈夫です。
古い機種と同じ型番がなくても、条件が合えば後継機や他社製品へ交換できます。また、現在より容量の大きい機種しか選べない場合でも、パナソニックが案内しているように、交換前の契約容量を超えないよう出力を制限できる機種があります。
「同じメーカーでないと無理」と言われた場合も、理由を聞いてください。本当に互換性の問題なのか、単にその業者が他メーカーを扱えないだけなのかで話が変わります。
保証10年。
この文字だけでは、何も分かりません。
本体の製造上の不具合を対象にする商品保証と、配線接続や取付部分を対象にする工事保証は別です。商品は保証対象でも、現地への出張料や本体の取り外し・再取付費が対象外になる場合があります。
保証開始日はいつか。申請は必要か。保証書は誰から届くのか。対象部品はどこまでか。落雷、水害、地震などの自然災害は含まれるのか。施工不良が疑われるときは、どこへ連絡するのか。契約前に確認してください。
パナソニックは、対象の住宅用パワーコンディショナについて機器瑕疵15年保証を案内しています。ただし、すべての機種へ自動的に付く保証ではありません。対象機種、登録施工店、保証申請などの条件があります。
採用予定の型番を伝え、「この型番は何年保証ですか」「申請後に保証書は発行されますか」と聞く。これで曖昧な説明を減らせます。
価格が安くても工事日が遅すぎる。早く来てもらえても、適合確認ができていない。施工が終わった後の連絡先がない。
どれも困ります。
パワコン交換に伴う電気工事は、電気工事士が行う必要があります。有資格者が施工する体制になっているか、家庭用太陽光の交換実績があるか、工事後に不具合が出たときの窓口があるかを確認してください。
弊社の強みは、全国対応、お値打ち価格、素早い初動です。電話を受けてすぐ人を向かわせるだけが即対応ではありません。型番と設置状況の写真を先に確認し、既設設備に合う候補機種と必要部材をそろえ、再訪問を減らすところまでが即対応だと考えています。
安さだけを追えば、説明や確認を削りたくなります。正直なところ、施工側にはそんな誘惑もあります。しかし、そこで手を抜けば再工事とクレームが増え、結局は利益も信用も失います。私たちは、標準工事と追加工事、商品保証と工事保証を分け、工事後も相談先が分かる状態で引き渡します。
「写真だけで、そこまで分かるのですか?」
全部は分かりません。それでも、型番、容量、屋内・屋外、周囲の作業スペース、モニターの種類、パワコンが1台か2台かは判断できます。訪問前に候補を絞れるだけでも復旧は早くなります。
お問い合わせ時には、メーカー名、型番、設置年、エラーコード、症状が始まった時期を伝えてください。LINEなら、パワコン全景、型番ラベル、エラー画面、発電モニター、分電盤または専用ブレーカーの写真を送ってください。(公式LINEに分かりやすい図で書いております)
接続箱が別にある場合や、パワコンが2台ある場合は、その写真も必要です。
過去の受付で何度もあったのが、設置会社が廃業し、お客様の手元には色あせた保証書と本体写真しか残っていないケースです。それでも型番ラベル、パネル情報、分電盤を一つずつ確認すれば、現行機へ交換できる可能性はあります。
配線経路、高所、壁面の傷み、浸水跡などが写真で判断できなければ、現地調査後に正式見積もりを出します。写真だけで無理に確定しません。これもトラブルを減らすためです。
工事当日は、いきなり本体を外しません。
症状と見積内容をもう一度確認し、設備を安全に停止します。既設パワコンを取り外したら、取付面、配線、端子、周囲の状態を確認し、新しい本体を設置します。その後、太陽光側の直流配線、家庭側の交流配線、通信線を接続する流れです。
接続後は、絶縁、電圧、極性、運転状態、エラーの有無、モニター表示を確認します。晴天でも雲が通れば出力は変わるため、その瞬間の発電量だけを見て「正常です」とは判断しません。各回路が認識され、異常表示がなく、モニターまで連動していることを確認します。
家庭用パワコン1台で、配線や設置場所に問題がない標準的な現場なら、工事は半日程度が目安です。二台構成、接続箱交換、配線改修、設置場所変更、高所作業があれば長くなります。
最後に、表示の見方、自立運転機能がある場合の使い方、保証書類、異常時の連絡先を説明します。電源が入っただけでは完了ではありません。
海の近くと山間部で、同じ機種を同じ方法で付けられるとは限りません。
沿岸部では、海からの距離だけでなく、潮風が本体へ直接当たる場所か、建物のどちら側へ設置するかを確認します。一般仕様、耐塩害仕様、重塩害仕様のどれを選ぶかで、本体価格や設置条件が変わります。
豪雪地域では、積雪や屋根からの落雪で本体や配線が傷まない位置を選びます。台風や豪雨の後に停止したなら、パワコン本体だけを見ても足りません。外装、接続箱、ケーブル、雨水の侵入跡まで確認します。
屋根の近くや狭い通路では、足場や作業スペースが必要です。二台構成の場合、故障した1台だけ交換できることもありますが、残る1台の年数、モニター連携、将来の部品供給を無視すると、短期間で再び工事になる可能性があります。
地域差とは出張距離だけではありません。適切な仕様と工法の差です。
壊れてから気づく。
実際には、このケースが多いです。毎日モニターを見る必要はありませんが、月に一度でも発電量を記録しておけば、異変を見つけやすくなります。
昨日より発電量が少ないだけなら、天候の違いかもしれません。比較するなら前年同月です。晴天が続いているのに前年より大きく下がる、発電開始が遅い、途中で停止する、同じエラーを繰り返す。こうした変化を残してください。
エラー画面は消える前に撮影し、発生日時と天候もメモします。再現しにくい不具合ほど、履歴が診断材料になる。不要な訪問や部品交換を減らせます。
今、前年同月の発電量を確認できますか?データが残っていないなら、今日から月末の数値だけでも保存してください。
パワコンの周囲が荷物で塞がれていませんか?
屋外用パワコンの周りに物を置きすぎると、放熱と点検の邪魔になります。雨水、湿気、ほこり、砂、虫が入りやすい環境になっていないか、安全な場所から外観を見てください。
異音、異臭、さび、変色、外装の割れがあれば、触らず写真を撮ります。台風後は飛来物で外装や配線が傷つくこともある。ただし、屋根へ上がる、濡れた機器へ近づく、カバーを外すといった確認は不要です。
NITEは、住宅用太陽光発電設備について、設置後1年目、その後は4年に1度の定期点検が推奨されていると紹介しています。点検内容は、設置年数や過去の故障状況で変わるため、販売店、工務店、メーカーへ相談してください。
工事記録がない現場は、原因確認に時間がかかります。設置日、メーカー、型番、パネル枚数、回路構成、施工写真、保証書、修理履歴を一つのファイルへ入れてください。JPEAも、設備内容が分からないと点検や修理に余分な費用や時間がかかる可能性があるとして、工事内容の記録を求めています。
交換後は、新しい型番と施工日だけでなく、変更した配線、ブレーカー、接続箱、モニター設定も残します。次に担当する人がゼロから調べなくて済む。それが将来の修理費と時間を減らせます。
点検と保証の質問は、電話でも特に多いです。料金の安さより先に、どこから有料になるのかを確認してください。
Q1. 点検だけでも費用はかかりますか?
かかる場合があります。修理しなくても、技術者が訪問すれば出張料や診断料が発生するメーカー・業者があるからです。
「無料診断」と書かれていても、電話相談、写真確認、現地訪問、測定、メーカー手配のどこまで無料なのかを聞いてください。弊社へご相談いただく場合は、型番と写真で分かる範囲を先に整理し、訪問費が発生するなら事前にお伝えします。
Q2. 10年保証なら修理費はすべて無料ですか?
すべて無料とは限りません。
商品保証は製造上の不具合、工事保証は施工部分が主な対象です。落雷、水害、地震、誤使用、保証未申請、対象外部品などは有料になる場合があります。出張料、本体の取り外し、再取付費まで含まれるかは保証規定を確認してください。
保証書がない場合も、すぐ諦めず、設置した会社やメーカーへ登録履歴を確認します。
エラーが出ても発電していると、「しばらく様子を見よう」と考える方がいます。コードの意味を確認せずに放置するのは危険です。
Q3. エラーが出たまま使い続けても大丈夫ですか?
エラー内容によります。一時的な保護動作もありますが、絶縁、温度、内部部品の異常を知らせている場合もあります。
取扱説明書でコードを確認し、復旧しない、復旧しても再発する、異音や異臭を伴う場合は運転を続けず相談してください。焦げ臭い、煙、火花、浸水があるなら、機器へ触れないでください。
Q4. パワコン故障中も太陽光パネルは発電しますか?
太陽光パネルは、光が当たれば直流電気を発生する可能性があります。ただし、パワコンが停止すると、家庭で使える交流への変換や売電ができません。
停止しているから設備全体が完全に無電圧、というわけではありません。配線や端子には触れないでください。
業者へ連絡する前に、修理と交換のどちらかへ決める必要はありません。両方の可能性を残したまま、診断と見積もりを依頼してください。
Q5. 修理と交換はどちらが早いですか?
在庫と部品供給で変わります。
修理部品がすぐ入れば修理の方が早いです。一方、初回診断の後で部品欠品が分かると、その分だけ復旧が遅れます。既設設備に合う新品在庫があれば、交換の方が早いこともあります。
修理部品の納期と、交換機種の納期を同時に聞いてください。
Q6. 設置した会社が廃業していても交換できますか?
多くの場合は交換できます。
メーカー名、型番、設置状況、太陽光パネルの情報を調べ、現行機へ置き換えられるか確認します。保証を使う場合は当時の書類が必要になることがありますが、交換相談は元の販売店でなくても進められます。
書類がなければ、本体ラベル、モニター、分電盤、接続箱を撮影してください。
Q7. パワコンだけ別メーカーに交換できますか?
条件が合えば可能です。
確認するのは、入力電圧と電流、回路数、接続箱、通信、出力制御、保証条件です。太陽光パネルとパワコンのメーカーが違うという理由だけで、直ちに交換できないわけではありません。
別メーカーは無理だと言われたら、「どの仕様が合わないのですか」と聞いてください。
経済産業省の令和8年度資料では、住宅用太陽光発電システムの定期点検費用は平均約3.8万円、パワコン交換費用は平均約38.4万円です。弊社の標準的な掲載例では、本体交換が31万1,800円〜となります。
故障診断や部品修理には全国一律の公式相場がありません。型番、故障箇所、設置年、部品供給、配線、地域条件を確認してから金額が決まります。
安い修理か、高い交換か。そんな単純な二択ではありません。修理後に使える見込み、再故障リスク、新品保証、復旧までの日数を並べて判断します。設置から10〜15年前後で高額修理になるなら、本体交換の見積もりも同時に取ってください。
弊社は、全国対応、お値打ち価格、早い初動を強みにしています。写真と情報を先に確認し、複数メーカーから既設設備に合う候補を選び、標準工事と追加工事、商品保証と工事保証を分けて説明します。
ご相談前に、メーカー名、型番、設置年、エラーコード、本体とモニターの写真をそろえてください。電話、LINE、無料見積フォームから、弊社スタッフが修理の可能性と交換費用を確認します。
すぐに対応致しますのでお電話の場合は0120-650-065までお問い合せ下さい。
メーカー名・品番は側面に記載されていることが多いです。 予め型番をお調べ下さい。

パワコン記載のメーカー名と品番例

KP55K2

JH-S623

VBPC240A6

ESS-T1S1

SSITL55E1CS